ギランバレー症候群という病気をご存知でしょうか?
この病気は、10万人に1人しか発症しないといわれるとても珍しい病気で、
ある日突然自分の身体が動かなくなってしまうという恐ろしいものです。
私も、まさか自分がこのような病気にかかるとは夢にも思いませんでした…。
ある朝、ベッドから起き上がろうした時、なぜか身体に力が入らず起き上がることができませんでした。
かろうじてベッドからはいずりだして、歩き、階段を降りようとしたその時…
ガタン!!
足に力が入らず、階段を下りる手前でこけてしました。
そして、そのまま自分の力で起き上がれなくなったのです。
たすけて・・誰か助けてーと叫び下の部屋にいた兄弟におぶってもらい階段を下りて、私は居間のソファーに座らされました。
ただ座っているだけなのに、身体を支えていられず、あわてて救急車を呼び兵庫医大に連絡をいれてもらいました。
そして、すぐに家族に付き添われ救急車で病院に運ばれました。
兵庫医大に着きベッドに運ばれ検査をして待っている間にも身体はどんどん動かなくなっていきました。
そして、そのまま緊急入院することになったのです。
入院中、初めの2週間はどんどん症状が悪くなっていき、恐怖からか、2週間一睡もできず、身体も動かず、水も食べ物も食べられなくなりました。
1日に11本くらいの点滴を5日間受けましたが、全く良くなりませんでした。家族が交代で24時間看病をしてくれていましたが、痒いところを自分でかくことすらできませんでした。
それどころか、最終的には自分の身体なのに首とまぶた以外、自分で動かせなくなりました。
ほんの、つい数日前まで、当たり前に歩き、当たり前に話しをし、当たり前にご飯を食べることができたのに…。
一瞬にして、私の当たり前の日常は地獄のような日々に変わりました。
このような状態が続いたこともあり、「いっそのこと、死んでしまいたい。」とさえ考えるようになってしまいました。
完全に、自暴自棄になってしまっていたと思います。
そんな時自分を支えてくれたのは、毎日来てくれる家族とお見舞いに来てくれた友人たちでした。
多くの方々に励まされ、そして支えて頂いたおかげで、私はかろうじて一命を取り止めることができました。
その後、リハビリをしていくことになるのですが、これもまたあまりの痛さに涙が出るほど大変なものでした。
はじめは歩くことはおろか車椅子もろくに動かせませんでした。数ヶ月後にやっと杖を支えに立つことができるようになっても、
今度はほんの10センチの段差を超えるができませんでした。
こんな身体になって、初めて健康でいられること、普通に歩けることのありがたさを身に沁みて実感致しました。
病気や事故で当たり前の日常生活が突如として奪われてしまうことは、本当につらいものです。
不運にも私と同じつらい境遇に見舞われた方には、ぜひとも一日も早い回復をして頂きたい。
また私と同じつらい境遇に見舞われる方を一人でも減らしたい。
私が苦しいときに、多くの方々が私を一生懸命支えて、励ましてくれたように、
ケガや病気で苦しむ方をサポートをさせて頂くことが私の使命と思っております。
私にとって、この闘病経験は本当につらいものでしたが、この時の経験は患者様が健康になるサポートをさせて頂く上で
きっとお役に立てるものと思っております。
もしも、今現在つらい思いをされているのであれば大治鍼灸整骨院が力になります!
ぜひ一度ご来院下さい。